グスターボ・ドゥダメル
指揮若干18歳でベネズエラのシモン・ボリバル・ユース・オーケストラの首席指揮者に就任した。23歳の時にバンベルクで行われたグスタフ・マーラー国際指揮者コンクールで優勝し、その2年後、ミラノ・スカラ座にデビュー。2009年からはロサンジェルス・フィルハーモニックの音楽監督を務めている。
そのキャリアの根にあるのはベネズエラで生まれた「エル・システマ」による音楽教育であり、指揮者に転向する前はヴァイオリンを学んだ。ドゥダメルのキャリアの中で特に華々しいプロジェクトは、2012年に行われたマーラーの交響曲ツィクルスであり、ロサンジェルスとカラカスにて、それぞれ20日以上かけてロサンジェルス・フィルとシモン・ボリバル・ユース・オーケストラ両方の楽団を指揮した。2008年にはヴァルトビューネ・コンサートを指揮してベルリン・フィルにデビュー。以来、ドイツ・オーストリア、フランス、ロシア、アメリカ音楽のレパートリーを指揮し、ウィーンで行われたヨーロッパ・コンサート2012やツアーでも共演した。2013年にはベルリン・フィルとR・シュトラウスの作品をレコーディングしている。