ネルソンスの《英雄の生涯》。ブラームスの協奏曲は、ブラウンシュタインがソロ!
日本でも注目されているラトビア生まれの新進指揮者、アンドリス・ネルソンスが客演した当演奏会では、ブラームスのヴァイオリン協奏曲が目玉です。ベルリン・フィルはこのシーズン、メンバーを協奏曲のソリストに起用していますが、ここでは第1コンサートマスターのガイ・ブラウンシュタインがソロを担当しました。後半のR・シュトラウスの《英雄の生涯》ではやはり第1コンサート・マスターを務める樫本大進がソロを担当。これも、大きな聴きどころです。
日本でも注目されているラトビア生まれの新進指揮者、アンドリス・ネルソンスが客演した当演奏会では、ブラームスのヴァイオリン協奏曲が目玉です。ベルリン・フィルはこのシーズン、メンバーを協奏曲のソリストに起用していますが、ここでは第1コンサートマスターのガイ・ブラウンシュタインがソロを担当しました。
ブラウンシュタインは、1971年イスラエル生まれ。グレン・ディクテロウ、ピンカス・ズーカーマンに師事し、世界の有名オーケストラに客演したほか、室内楽ではマウリツィオ・ポリーニやアイザック・スターンとも共演しています。ベルリン・フィルでは、2000年の入団時より第1コンサートマスターを務めています。
ブラームスの協奏曲は、オーケストラ・パートが重厚で緻密に構成されていることから、「ヴァイオリン付きの交響曲」とも評されます。そのため、ソリストにはオーケストラに拮抗する華麗な技巧と音楽性が要求されます。
R・シュトラウスの《英雄の生涯》は、「大管弦楽のための交響詩」という副題が示すように、オーケストラの能力が問われる作品です。愛の情景を描いた<英雄の伴侶>の場面では、技巧的な独奏ヴァイオリンが主役となります。ここでは、ブラウンシュタインと同様に第1コンサート・マスターを務める樫本大進がソロを担当。これも、大きな聴きどころです。
© 2012 Berlin Phil Media GmbH
関連インタビュー