ティーレマンによる、オール・シュトラウス・プログラムです。意外にも今回がベルリン・フィル初演となった16管楽器のためのソナチネ第1番《傷病兵の仕事場から》、ヘルダーリンの詩による 3つの讃歌(ソプラノ独唱はアニヤ・カンペ)という珍しいレパートリーの後に、シュトラウス最大のヒット作の一つである《ばらの騎士》組曲が奏でられました。ドラマティックでメランコリック、そしてどこまでも美しいこのオペラの音楽を、ティーレマンはどのように聴かせてくれたでしょうか。なおコンサート冒頭では、先ごろ亡くなったマリス・ヤンソンスを追悼してワーグナー《ローエングリン》第1幕への前奏曲が演奏されました。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアン・ティーレマン
アニヤ・カンペ
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