2007年のヨーロッパ・コンサートはベルリンで
2007年のヨーロッパ・コンサートは、ベルリン・フィルの創設125周年に合わせてベルリンで行われました。会場はベルリンの東の郊外シェーネヴァイデにあるケーブル工場「カーベルヴェルク・オーバーシュプレー」。ワーグナーの楽劇《パルジファル》より第1幕への前奏曲、ブラームスのヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲(ソリストはリサ・バティアシヴィリとトルルス・モルク)、交響曲第4番という、ベルリン・フィルの創設当時に書かれた音楽が演奏されました。
2007年のヨーロッパ・コンサートは、ベルリン・フィルの創設125周年に合わせてベルリンで行われました。会場はベルリンの東の郊外シェーネヴァイデにあるケーブル工場「カーベルヴェルク・オーバーシュプレー」。19世紀末に造られたベルリンの代表的な工業遺産を舞台に、ベルリン・フィルの創設当時に書かれた音楽が演奏されます。ワーグナーの楽劇《パルジファル》より第1幕への前奏曲がバイロイトで初演されたのは、ベルリン・フィルの誕生と同じ1882年。その年の秋、ベルリン・フィルは第1回の定期演奏会で早くもこの作品を取り上げています。その2年後、ブラームスがソリスト及び指揮者としてベルリン・フィルに客演し、自作を演奏。以来、ベルリン・フィルにおいてブラームスは欠かせないレパートリーとなります。ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲では、リサ・バティアシヴィリとトルルス・モルクという世界クラスのヴィルトゥオーゾが独奏を務めます。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル
トルルス・モルク
リサ・バティアシヴィリ
© 2007 EuroArts Music International