インタビュー
ヴァレリー・ゲルギエフ(聞き手:ヴィルフリート・シュトレーレ) ゲルギエフ、10年ぶりのベルリン・フィル登場
2010/11年シーズン、ベルリン・フィルはロシア音楽をテーマのひとつとしましたが、現代ロシア指揮界を代表する存在として真っ先に挙がるのが、ヴァレリー・ゲルギエフでしょう。2000年以来、実に10年ぶりのベルリン・フィルとの共演となりました。メインはムソルグスキーの傑作《展覧会の絵》。ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」では、デニス・マツーエフがベルリン・フィルにデビューを果たしました。
2010/11年シーズン、ベルリン・フィルではロシア音楽をテーマのひとつとしていますが、現代ロシア指揮界を代表する存在として真っ先に挙がるのが、ヴァレリー・ゲルギエフでしょう。2000年以来、実に10年ぶりのベルリン・フィルとの共演となりました。今回はムソルグスキーの傑作《展覧会の絵》がメイン。作曲家が友人の画家・建築家ハルトマンの作品に霊感を得て書いたこの作品は、本来ピアノ作品ですが、様々な指揮者や作曲家が管弦楽化を試みています。ゲルギエフは、最も広く親しまれているラヴェル編曲版で演奏。また彼は、シチェドリンの珍しい管弦楽作品「交響的ディプティク」も取り上げます。これはベルリンはおろか、ドイツで一度も上演されたことのない作品であり、興味深いものとなることが予想されます。
またラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」では、デニス・マツーエフがベルリン・フィルにデビューしました。マツーエフは、1998年にチャイコフスキー・コンクールに優勝してから、国際的に知られるようになったイルクーツク出身のピアニストです。あらゆるピアノ作品のなかでも最も難易度が高いとされる本作で、どのような演奏を聴かせるのか、ぜひお聴きください。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァレリー・ゲルギエフ
デニス・マツーエフ
© 2010 Berlin Phil Media GmbH
関連インタビュー