アルゲリッチがベルリン・フィルにカムバック!シャイーとシューマンの協奏曲を共演

マルタ・アルゲリッチが久々にベルリン・フィルに登場しました。今回の演奏会では、得意中の得意の演目であるシューマンの「ピアノ協奏曲」を演奏。パートナーのシャイーは彼女の長年の盟友のひとりで、この2人がベルリン・フィルで共演するのは今回が3度目となります。2014/15年シーズンの定期演奏会のなかでも、ハイライトと呼べる内容になっています。その他、メンデルスゾーンの《リュイ・ブラス》、ラフマニノフの交響曲第3番という演目。ぜひご覧ください!

マルタ・アルゲリッチとリッカルド・シャイーは、ベルリン・フィルと長年の友好関係で結ばれてきました。もっとも、この両者がベルリン・フィルと共演したのは、これまで2回(1983年と89年)しかありません。その時の作品は、いずれもプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番でした。今回久々の共演に際にして選ばれたのは、シューマンのピアノ協奏曲。この曲は、当時主流を占めていた名人芸を披露する協奏曲とは正反対の構想のもとで書かれたものです。シューマンは「交響曲と協奏曲、そして大ソナタの間にある作品」を書こうと試み、結果生まれたのは、ピアノとオーケストラが不可分の響きに解け合う作品でした。アルゲリッチのひらめきに満ちたピアニズムに心揺さぶられます。

コンサートの冒頭に演奏されるのは、メンデルスゾーン作曲の演奏会用序曲《リュイ・ブラス》。1939年、ヴィクトル・ユゴーの同名の戯曲のために書かれた作品です。メンデルスゾーンは戯曲の内容が気に入らなかったものの、詩情にあふれた感動的な序曲に仕上げました。メインの演目であるラフマニノフの交響曲第3番は、彼の3つの交響曲の中でもっとも現代的かつラディカルな作品として知られているものです。シャイーはこれまでのベルリン・フィルとの共演で、繰り返しロシア音楽を取り上げて高い評価を得てきましたが、ラフマニノフの交響曲作品を指揮するのは今回が初めてです。 

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
リッカルド・シャイー
マルタ・アルゲリッチ

© 2014 Berlin Phil Media GmbH

アーティスト

リッカルド・シャイー 指揮
フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ 作曲
ローベルト・シューマン 作曲
マルタ・アルゲリッチ ピアノ
セルゲイ・ラフマニノフ 作曲

おすすめ映像

ヘルプ お問い合わせ
ご利用方法 ニュースレター 教育機関用アクセス ご利用料金 クーポン券
会社情報 ご利用規約 プライバシーポリシー