アバドが「プロメテウス神話」にもとづく様々な音楽を指揮
クラウディオ・アバドが指揮した1992年の定期演奏会では、プロメテウス神話に基づく4人の作曲家の作品が上演されました。さまざまな作曲家のプロメテウス像が一つの変奏曲のように結ばれるという、文学に造詣が深いアバドならではの好企画でした。スクリャービンの交響曲《プロメテ - 火の詩》では、アルゲリッチが弾くソロに加え、スクリャービンの作風を反映した照明による演出も大きな見どころになっています。
クラウディオ・アバドのベルリン・フィル首席指揮者時代の功績の一つは、文学や神話を主題にしたコンサート・ツィクルスを実現したことでしょう。1992年の定期演奏会では、プロメテウス神話に基づく4人の作曲家(ベートーヴェン、リスト、スクリャービン、ノーノ)の作品が上演されました。さまざまな作曲家のプロメテウス像が一つの変奏曲のように結ばれるという、文学に造詣が深いアバドならではの好企画でした。スクリャービンの交響曲《プロメテ - 火の詩》では、アルゲリッチが弾くソロに加え、スクリャービンの作風を反映した照明による演出も大きな見どころになっています。
クラウディオ・アバド
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
マルタ・アルゲリッチ
© 1992 EuroArts Music International