P・ヤルヴィがブラームスとルトスワフスキを指揮

NHK交響楽団の首席指揮者を務めるパーヴォ・ヤルヴィが、ルトフワフスキとブラームスのプログラムで客演しました。前者の「管弦楽のための協奏曲」は、1954年に初演され、西欧における作曲家の知名度を上げるきっかけとなった作品。一方、後者の「交響曲第2番」は、ベルリン・フィルの代表的なレパートリーとも言える楽曲です。ヤルヴィはドイツ・カンマーフィルとスタイリッシュでスレンダーな解釈を提示し、大きな反響を呼びましたが、まったく持ち味の異なるベルリン・フィルとの共演も興味深い内容となりました。

NHK交響楽団の首席指揮者を務めるパーヴォ・ヤルヴィが、ルトフワフスキとブラームスのプログラムで客演しました。ルトスワフスキの「管弦楽のための協奏曲」は、1954年に初演され、西欧における作曲家の知名度を上げるきっかけとなった作品。 ポーランド民謡による主題が無調の対位法、複合的なリズム構成で展開されるという形式を持ち、同時に極めてカラフルで、「聴きやすい」性格を示しています。 

一方、ブラームスの「交響曲第2番」は、ベルリン・フィルの代表的なレパートリーとも言える楽曲です。ヤルヴィは、すでにドイツ・カンマーフィルとスタイリッシュでスレンダーな解釈を提示し、大きな反響を呼んでいます。まったく持ち味の異な る今回のベルリン・フィルとの共演でも、「ヤルヴィの指揮のもと、ブラームスが新鮮かつスリムに鳴り響いた」(『ベルリナー・モルゲンポスト』紙)、「ヤルヴィは美と恐怖の間のバランスを保ち、第1楽章のチェロとヴィオラの夢見るような副主 題にユートピア的な性格を与えた」(『デア・ターゲスシュピーゲル』紙)など、強い印象を残しました。

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ

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アーティスト

パーヴォ・ヤルヴィ 指揮
ヴィトルト・ルトスワフスキ 作曲
ヨハネス・ブラームス 作曲

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