聴き手をマーラーの世界に誘います。彼はベルリン・フィルとすでにマーラーの交響曲第6番と第10番を共演していますが、今回取り上げた交響曲第1番《巨人》でも若々しく魅力的な表現を披露しました 。前半では、新ウィーン楽派がアイヴズのモダニズムに対置されます。マーラーの同時代人でもあるアイヴズは独自のユニークな語法を持ち、《ニューイングランドの3つの場所》もより聴かれるべき名作。一方、ベルクの《ヴォツェック》からの3つの 断章は、いまや古典と呼ぶべき作品です。ここでは名ソプラノのドロテア・レッシュマンによる迫真の歌唱を聴くことができます。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ダニエル・ハーディング
ドロテア・レッシュマン
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