インタビュー
ノア・ベンディックス=バルグリー、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第1番について語る ペトレンコがコルンゴルト、モーツァルト、ノーマンを指揮
「時間から切り離された」、これはカート・ヴォネガットの小説『スローターハウス5』に登場する主人公の言葉です。アメリカの作曲家アンドリュー・ノーマンがこの言葉に触発されて作曲した、激しく高度に技巧的なオーケストラ作品《アンスタック》で、このコンサートの幕があけました。続いて第1コンサートマスターのノア・ベンディックス=バルグリーを独奏に迎え、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第1番が演奏されました。最後には、コルンゴルトがアメリカに亡命した際に作曲した「交響曲嬰ヘ調」が演奏され、ここにもアメリカ的な響きが聴き取れます。コルンゴルトの演奏は、「フィルハーモニカーは、首席指揮者の献身に最高の状態でもって応えた。憂鬱から勝利に至るまで、心に深く響く訴えをした」と評されました(「ターゲスシュピーゲル」紙)。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・ペトレンコ
ノア・ベンディックス=バルグリー
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