フルトヴェングラーの恋
2004年製作の『フルトヴェングラーの恋』は、世紀の大指揮者ヴィルヘルム・フルトヴェングラーについてのドキュメンタリー映画です。未亡人のエリーザベト夫人が、ヤン・シュミット=ガレ監督との対話を通して、フルトヴェングラーと過ごした時代を思慮深く、そしてウィット豊かに回想します。
2004年製作の『フルトヴェングラーの恋』は、世紀の大指揮者ヴィルヘルム・フルトヴェングラーについてのドキュメンタリー映画です。未亡人のエリーザベト夫人が、ヤン・シュミット=ガレ監督との対話を通して、フルトヴェングラーと過ごした時代を思慮深く、そしてウィット豊かに回想します。
フルトヴェングラーがエリーザベト・アッカーマンと再婚したのは1943年のこと。対話は、そこから巨匠の死の1954年にまで及びますが、ナチス時代亡命すべきだったのか否かという、フルトヴェングラーにとってもっとも難しい問いも話題に上ります。
エリザベート夫人の回想は、いきいきとフルトヴェングラーの実像を伝えます。作曲家としてはほとんど評価されなかったことへの失望、拍を取るだけの指揮への嫌悪、そしてその恋愛観…彼の根底にあったのは繊細さと豊かな内面でした。巨匠フルトヴェングラーをより身近に感じることができる作品です。
監督: ヤン・シュミット=ガレ (2004)
エリーザベト・フルトヴェングラー
フレデリック・マルクムヴィスト
ロベルト・サッカ
インゴルフ・トゥルバン
ジャンル
アーティスト
© 2004 pars media