第1回レイト・ナイトにラベック姉妹が登場
ラトルの肝いりプロジェクト、第1回レイト・ナイトでは、ラテン・アメリカとアメリカの音楽がテーマです。バーンスタイン、ゴリホフ、ストラヴィンスキーの作品は、クラリネット、リズム、南米がキーワード。ゴリホフでは、ラベック姉妹がゴリホフの「マルコ受難曲」の室内オーケストラ版《ナザレーノ》を演奏するほか、ストラヴィンスキーのクラリネット・ソロではアンドレアス・オッテンザマーが活躍します。
第1回レイト・ナイトは、ラテン・アメリカ、アメリカの音楽をテーマです。バーンスタインの「前奏曲、フーガとリフ」は、ジャズ・クラリネット奏者ウッディ・ハーマンの希望によって書かれたものですが、ラテン・アメリカ、ジャズの影響と、ストラヴィンスキー風の複雑なリズムを融合しています。一方ハーマンは、ストラヴィンスキーが「エボニー・コンチェルト」を書いたきっかけとなった音楽家でした。今回のクラリネット・ソロは、ベルリン・フィル、ソロ・クラリネット奏者のアンドレアス・オッテンザマーが担当します。
《ナザレーノ》は、オスバルド・ゴリホフの「マルコ受難曲」に基づいたゴンサロ・グラウの編曲版で、2台ピアノと小オーケストラによって演奏されます。ここでは、ラベック姉妹が登場し、見事な連携を見せてくれるでしょう。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル
アンドレアス・オッテンザマー
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