第2回レイト・ナイトは「フランスのエスプリ」がテーマ
第2回レイト・ナイトでは、サー・サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルのメンバーが「フランスのエスプリ」をテーマにお届けします。リサ・ミルン(ソプラノ)、ソレーヌ・ケーマレック(チェロ)をソリストに迎え、ラヴェル、デュティユー、ドラージュ、イベールによる才気に富んだプログラムをお楽しみください。
第2回レイト・ナイトでは、サー・サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルのメンバーが「フランスのエスプリ」をテーマにお届けします。ラヴェルの《マダガスカル先住民の歌》は、1925年から26年にかけてエヴァリスト・パルニーの詩に曲付けしたもので、ラヴェルは作品について「この歌は劇的で、実のところ官能的な新しい要素を導入していると思う。一種の四重奏を形作っており、声がその中心的な楽器となっている。何よりも重要なのは簡素なことである」と書き記しています。続くデュティユーのチェロ・ソロのための《ザッハーの名による3つの詩節》は、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチの主導によりスイスの指揮者パウル・ザッハーの70歳の誕生日に合わせて書かれた作品。SACHERの6つの頭文字に因んだeS, A, C, H, E, Re (=D)の音が、各詩節をつなぐ役割を果たしています。このほか、ラヴェルの弟子だったモーリス・ドラージュが1912年インドへの旅行中に作曲した《4つのインドの詩》、軽妙な味わいを持つイベールのディヴェルティメントと、才気に富んだプログラムをお楽しみください。
サー・サイモン・ラトル
ベルリン・フィル団員
ローラ・エイキン
ソレーヌ・ケーマレック
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