2011年ジルベスター・コンサートは、キーシンが登場
2011年のジルベスター・コンサートは、首席指揮者サー・サイモン・ラトルの指揮で開催されました。ジルベスターのテーマである「ダンス音楽」が周囲を固めるなか、コンサートの真ん中で演奏されるのが、グリーグの「ピアノ協奏曲」。ソリストは、日本でも人気の高いエフゲニー・キーシンが務めています。キーシンがベルリン・フィルに登場するのは、90年代以降、10数年ぶりのことでした。
2011年のジルベスター・コンサートは、首席指揮者サー・サイモン・ラトルの指揮で開催されました。ジルベスターのテーマである「ダンス音楽」が周囲を固めるなか、コンサートの真ん中で演奏されるのが、グリーグの「ピアノ協奏曲」。ソリストは、日本でも人気の高いエフゲニー・キーシンが務めています。キーシンがベルリン・フィルに登場するのは、90年代以降、10数年ぶりのこと。かつてカラヤン指揮による最後のジルベスター・コンサートでデビューし、伝説的名演を繰り広げた彼ですが、成熟した芸術家となった彼の演奏にも眼を見張らされます。
一方ベルリン・フィルは、R・シュトラウスやストラヴィンスキー、ラヴェルの華麗なダンス音楽で妙技を披露しています。ラトルはこの年、ザルツブルク・イースター音楽祭とベルリンで《サロメ》を指揮していますが、これはその回顧と呼べるでしょう。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル
エフゲニー・キーシン
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