ドゥダメルがバーンスタインとショスタコーヴィチを指揮

グスターボ・ドゥダメルの2018/19年シーズンにおける2回目の客演では、バーンスタイン「交響曲第1番《エレミア》」とショスタコーヴィチ「交響曲第5番」が演奏されました。前者は、1939年から42年の無名時代に書かれ、ユダヤ教の「エレミアの哀歌」を素材にしています。後者は、ショスタコーヴィチの最もポピュラーな作品の一つ。バーンスタインが伝説的名盤を残したことでも知られ、プログラムは彼との関連も暗示しています。

グスターボ・ドゥダメルの2018/19年シーズンにおける2回目の客演では、バーンスタイン「交響曲第1番《エレミア》」とショスタコーヴィチ「交響曲第5番」が演奏されました。前者は1939年から42年の無名時代に書かれ、ユダヤ教の「エレミアの哀歌」を素材にしています。ユダヤ人であるバーンスタインのルーツを主題とし、その聖書朗唱形式が強く打ち出されている興味深い作品です。バーンスタインの精神的な根幹を知る上で、重要な一曲といえます。

一方後者は、スターリン時代のソ連の「プラウダ批判」で粛清の危機にさらされた作曲家により、名誉挽回のためにあえて社会主義リアリズムの様式に沿って書かれました。その思惑は見事に実を結び、現在でもショスタコーヴィチのもっともポピュラーな作品に数えられています。なお同作は、バーンスタインが伝説的名盤を残したことでも知られ、プログラムは彼との関連も暗示。「作曲家の声が皮膚感覚で生き生きと伝わる演奏」(『クルトゥーアラジオ』)と評された演奏をお聴きください。

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
グスターボ・ドゥダメル
タマラ・マンフォード

© 2018 Berlin Phil Media GmbH

関連インタビュー

アーティスト

グスターボ・ドゥダメル 指揮
レナード・バーンスタイン 作曲
タマラ・マンフォード メゾソプラノ
ディミトリ・ショスタコーヴィチ 作曲

おすすめ映像

ヘルプ お問い合わせ
ご利用方法 ニュースレター 教育機関用アクセス ご利用料金 クーポン券
会社情報 ご利用規約 プライバシーポリシー