ロンドンでのヨーロッパ・コンサート1993はハイティンク指揮
1993年のヨーロッパ・コンサートは、ベルナルド・ハイティンク指揮により行われました。舞台となったのはロンドンのロイヤル・アルバート・ホール。チャイコフスキーの幻想序曲《ロメオとジュリエット》、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番(独奏はフランク・ペーター・ツィンマーマン)、ストラヴィンスキーのバレエ音楽《春の祭典》という、オーケストラの華やかな響きを堪能できるプログラムになっています。
1993年のヨーロッパ・コンサートは、ベルナルド・ハイティンク指揮により行われました。舞台となったのはロンドンのロイヤル・アルバート・ホール。古代の円形劇場を模したこの巨大なホールは、毎年夏に開催されるBBCプロムスの舞台としてもよく知られています。当時ハイティンクはコヴェント・ガーデンのロイヤル・オペラ・ハウスの音楽監督を務め、ロンドンではおなじみの存在でした。 プログラムはチャイコフスキーの幻想序曲《ロメオとジュリエット》で幕を開けます。モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番では、若きフランク・ペーター・ツィンマーマンが共演し、お得意のレパートリーでキリリと引き締まった端正な演奏を披露。後半はストラヴィンスキーのバレエ音楽《春の祭典》。ハイティンクは1980年代後半から90年代中期にかけて、ベルリン・フィルとストラヴィンスキーの3大バレエ音楽を録音していますが、ここでもオーケストラの高度な合奏力を存分に生かした、緊張感あふれる演奏を展開しています。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ベルナルド・ハイティンク
フランク・ペーター・ツィンマーマン
© 1993 EuroArts Music International