2007年のヴァルトビューネは「ラプソディー」!
2007年のヴァルトビューネ・コンサートのテーマには「ラプソディー」(狂詩曲)が選ばれました。この日のプログラムはさながら音楽によるヨーロッパ周遊紀行と呼べるでしょう。ドビュッシーにおけるベルリン・フィル首席奏者のヴェンツェル・フックスのクラリネット、ラフマニノフでのスティーヴン・ハフのピアノという2人のソロも大きな聴きものとなっています。
2007年のヴァルトビューネ・コンサートのテーマには「ラプソディー」(狂詩曲)が選ばれました。この日のプログラムはさながら音楽によるヨーロッパ周遊紀行と呼べるでしょう。ドヴォルザークとエネスコは東欧。ディーリアスは英国。クラリネットのソロが伴うドビュッシーの第1狂詩曲やシャブリエのスペイン狂詩曲では、南欧の風がそよぎます。ラフマニノフの《パガニーニの主題による狂詩曲》は、イタリア的な情熱とロシア的な重々しさを混ぜ合わせた作品と言えるかもしれません。ソロでは、ドビュッシーにおけるベルリン・フィル首席奏者のヴェンツェル・フックスのクラリネットやラフマニノフでのスティーヴン・ハフのピアノが大きな聴きものとなっています。恒例のアンコール《ベルリンの風》では、サイモン・ラトルがフルート奏者のミヒャエル・ハーゼルと指揮を交代する楽しいシーンも見られます。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル
スティーヴン・ハフ
ヴェンツェル・フックス
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