ネルソンスがヴァルトビューネでチャイコフスキーを指揮、ソロは樫本大進!
2012年のヴァルトビューネ・コンサートは、アンドリス・ネルソンスがオール・チャイコフスキーのプログラムを指揮しました。交響曲第5番とスペクタクルな《1812年》序曲に加えて、大きな聴きものになっているのが樫本大進のヴァイオリン・ソロ。《憂鬱なセレナード》、ワルツ・スケルツォなどのメランコリックなソロ作品で、情熱的な演奏を聴かせています。
ベルリン・フィルの夏の風物詩と言えば、ヴァルトビューネ・コンサートでしょう。2012年は当初、小澤征爾の指揮で予定されていましたが、定期演奏会と同様、アンドリス・ネルソンスが代役を受け持ち、樫本大進がヴァイオリン・ソロを演奏しました。
2011/12年シーズン、ベルリン・フィルは首席奏者をコンチェルトのソリストとして起用するという新機軸を打ち出しましたが、樫本の登場もその枠でのもの。チャイコフスキーのメランコリックなソロ作品で、情熱的な演奏を聴かせています。ネルソンスは、今ヨーロッパで最も注目を集めているラトビア出身の若手指揮者。両者のフレッシュな感覚が魅力の演奏会です。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
アンドリス・ネルソンス
樫本大進
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