ラトル指揮、演奏会形式上演によるプッチーニの《マノン・レスコー》!

サー・サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルがプッチーニのオペラ《マノン・レスコー》を演奏会形式で上演しました。この直前に行われたバーデン・バーデンのイースター音楽祭との同プロダクションで、マノン・レスコー役のエヴァ=マリア・ウェストブレーク、デ・グリュー役のマッシモ・ジョルダーノほか、強力な顔ぶれによるプッチーニをどうぞお楽しみください。

プッチーニのオペラ《マノン・レスコー》は、アベ・プレヴォーの小説《騎士デ・グリューとマノン・レスコーの物語》を元にした作品です。真実の愛と贅沢への欲望との間を揺れ動くマノン・レスコーの生き様は、作曲家の創作意欲に火を付けました。当時35歳のプッチーニは、1893年に初演されたこの作品で、同時代の代表的なオペラ作曲家への仲間入りを果たしたのです。同じ原作を基にしたマスネによるオペラがすでに大きな成功を収めていましたが、あふれんばかりの情熱とドラマ、うっとりするようなメロディーと色彩的なオーケストレーションによって、プッチーニはその独創性を開花させました。

サー・サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルによるこの演奏会形式上演は、直前に行われたバーデン・バーデンのイースター音楽祭との同プロダクションです。マノン・レスコー役を歌うのはエヴァ=マリア・ウェストブレーク。オランダ出身の彼女は、ワーグナーの《ワルキューレ》のジークリンデ役で、2005年と12年にベルリン・フィルに登場。さらに2007年と08年には、エクサン・プロヴァンスとザルツブルクでも共演し、抒情とドラマ性を兼ね備えた歌唱で評価を得ました。マノンの恋人デ・グリュー役は、ナポリ生まれのマッシモ・ジョルダーノ。現代を代表するスピント・テノールのひとりです。強力な顔ぶれによるプッチーニを、どうぞお楽しみください。

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル
マッシモ・ジョルダーノ
エヴァ=マリア・ウェストブレーク
レスター・リンチ
ボグダン・ミハイ

© 2014 Berlin Phil Media GmbH

カテゴリー

アーティスト

サー・サイモン・ラトル 首席指揮者 (在任期間 2002-2018)
マグダレーナ・コジェナー ソプラノ
マッシモ・ジョルダーノ テノール
エヴァ=マリア・ウェストブレーク ソプラノ
ジャコモ・プッチーニ 作曲

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