ネルソンスがブルックナー「第8」を指揮
ネルソンスにとって、ブルックナーの交響曲第8番は特別な雰囲気を持つ作品であり、次のように語ります。「ブルックナーは、この交響曲で他の作曲家が到達しえなかった領域に踏み込んでいる」。ゆえに、この交響曲を指揮することは、彼にとって「実存的な体験」なのだと言います。このことは、ネルソンスの解釈からも聴き取れるでしょう。音の弧が弛緩することで生まれる響きの引力は、聴くものを魅了してやみません。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
アンドリス・ネルソンス
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