カラヤン指揮:ラヴェル、ドビュッシーの作品
1978年2月収録のこの映像は、ドビュッシーとラヴェルというフランスのレパートリーを取り上げています。カラヤンの洗練された音響に対する美意識は、フランスものとは近距離にあったと言えるでしょう。彼はこの3曲を度々取り上げ、《海》は計4回、《牧神》は計3回、《ダフニス》は計2回録音しています。カラヤンは同年の12月に《ペレアスとメリザンド》も録音していますが、フランス音楽への取り組みが熟してきた時期の映像と呼べるかもしれません。
1978年2月収録のこの映像は、ドビュッシーとラヴェルというフランスのレパートリーを取り上げています。カラヤンの洗練された音響に対する美意識は、フランスものとは近距離にあったと言えるでしょう。彼はこの3曲を度々取り上げ、《海》は計4回、《牧神》は計3回、《ダフニス》は計2回録音しています。カラヤンは同年の12月に《ペレアスとメリザンド》も録音していますが、フランス音楽への取り組みが熟してきた時期の映像と呼べるかもしれません。
映像作品としては、実験的な側面は影を潜め、むしろオーソドックスな方向に近づいています。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン
© 1980 Unitel